相続登記の期限について
2022/07/15
被相続人が不動産を所有していた場合は、不動産の相続登記を行う事になります。
よって、「いつまでに手続きしたらいいの?」、「期限はあるの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、相続登記の期限や、相続登記しない場合に生じるトラブルについて解説していきます。
相続登記の期限はあるの?
相続登記は法律上、行わなければならない期限や罰則はありません。
しかし、相続が発生したのに、その権利を確定せずに放っておくと、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。
相続登記しない場合に生じるトラブルについて
・不動産の相続をめぐるトラブル
相続登記を行わないでいると、権利を主張することができず、相続をめぐってトラブルになりやすい傾向があります。
相続登記せず、放置した状態で相続人が亡くなった場合は、その後の相続手続きがとてもややこしくなります。 ・相続税評価額に加算されてしまう
相続登記を放置していると、次の相続の際に、法定相続割合の不動産評価額を上乗せして申告しなければならないケースもあります。 このようなトラブルを未然に防ぐためにも、相続登記は速やかに行っておく必要があるのです。
相続登記は義務化される予定です
現段階では、相続登記を行わなくても罰則などは特にありませんが、2023年には相続登記が義務化される予定です。
相続登記が義務化された場合は、期限と罰則規定が設けられるので、相続登記を放置している不動産があれば、今のうちに手続きを済ませておく必要があるでしょう。
まとめ
相続登記に期限はありませんが、長い間放置していると、将来的に相続人同士のトラブルにつながるリスクが高くなってしまいます。
相続登記が義務化されれば、期限を守らなかった者には10万円以下の過料も設けられる予定なので、必ず手続きしておきましょう。